「あ、果歩先輩!」

放課後、教室で遙斗を待っていたら小池くんがやってきた。

「小池くん!」

智「まだいはったんですか?あ、遙斗くん待ちですか?」

ニコニコ笑顔の小池くん。
癒されるわ~!

「そうなんよ~。さっきから待ってるんやけど全然けぇへんねん」

遙斗というのは、一応あたしの彼氏。
わがままで、騒がしくて。
でも可愛い奴で。
何だかんだ大好きなんです。

智「でも果歩先輩待たせるなんて遙斗くんも罪な男ですよね~」

「へ?なんで~?」

智「だって果歩先輩は皆のマドンナなんですから♪」

「あは、なにそれ」

智「いや、ホンマなんですって!」

「小池くんこそ女の子から人気あるやん♪」

智「そうなんですか?」

「そやで~、小池くんめちゃ可愛いもん☆あたしも思うよ」

ぽんって小池くんの頭に手を置いた。

智「な、なんか照れますね//」