天才少女の育て方

ヨクは一旦、自分の家へ帰った。

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「ハァ・・・。ヨク、あの手紙見たかな?」

雫は今、他の県に居た。

「ここも・・・・チラシでいっぱいだ・・・・」

あたし、今なら分かるよ。
指名手配された人の気持ち。

すっごく怖い。

だって、日本中。いや、世界中の人々が、敵にまわるのだから。

自分の見方は一人もいない。そう考えた方がいいだろう。

「・・・・信じられるのは、自分だけ。他人は誰も信じるな。」

雫は一人で呟いた。