お兄さんの家に来て、3日目の朝・・・・

「・・・・・ん。おはよう・・・・・」

ふと、隣を見ると、雫がいない。

「あれ?もう起きたのかな?」

ダイニングに行ってみたが、しん・・・としている。
そこで、置き手紙が置いてあることに気付いた。

“ヨクへ
ヨク、今までありがとう。あなたの真剣さは、よく分かったわ。
でも、やっぱり無理。ヨクを危険な目に合わせたくない。
ヨクは、お兄さんの家で待ってて。あたし、絶対に帰ってくるから。”

「・・・・・・っ!!!!」

ヨクは、荷物をまとめ、勢いよく外へ飛び出した。

そして、お兄さんのポストに手紙を入れた

“今まで、ありがとうございました。”