そして、お兄さんのお家に、泊めてもらうことになりました・・・・・トホホ。

「俺は、朝は6時ごろ家を出て、帰ってくるのは、夜中の12時を過ぎると思う。ちゃんとやれるか?」
「お兄さん、いつもそんな生活なの?」

「あぁ。もうヘトヘトだ。」

「うん、分かった!頑張ってねっ」

「今日は、もう寝ようか。おやすみ」

お兄さんは、別の部屋で寝た。

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「雫。あのお兄さんも、チラシ持ってた。」
「そうだろうね。だって、1億も貰えるんだよ。」
「まさか、ここにその人がいるとか、思いもしないよね」

(ていうか、起きた時にカツラがずれてたら、おしまいよね)
雫は、そんなことしか考えていない。

「ねぇ雫。あいつら、俺たちがここにいること、知ってるかな・・・・」

「あいつらって、通報部隊の事?多分、もうバレてるね。神宮司の会社には、天才児が逃げても、すぐに見つけられるように、その人の居場所を示す機械が、ちゃんとあるんだから。」

「え!?じゃ、すぐ見つかるじゃん!?」
「・・・だから、上手く逃げるのよ。もう寝ましょ」