「お腹空いた時には、いつでも言ってよね」

雫の優しさが、胸にしみる。

パンにかじりつくヨクを、雫は静かに見守っていた。


でも、雫は微かに思っていた
(やっぱり、ヨクを一緒に行かせるのは危険だよね)

そこで、雫は密かに計画を立てていた。