そして、いよいよ日が暮れてきた。
「・・・そろそろ、動こうか。」

「まず、どうするの?」
「一応、まずA町まで走る。これくらいは5分でもあれば走れるよね」

はあああああああああぁぁあぁぁあぁぁああぁぁあぁぁぁぁああああぁぁ!?

A町って・・・あのA町だろ!?
ここの、隣の・・・・隣の町。

あそこまで、5分で走る!?え!?

「ちょちょちょちょっと待って・・・」
「で、次は~」

うっ・・・・言葉さえぎられた・・・・

「次は、寝る場所を見つける。一週間くらいは、野宿だよ。
本当は、今すぐ泊めてくれる場所見つけたいんだけど、ガリガリに痩せないと、誰も泊めてくれなさそうだから。」

何、その考え方ー!



・・・つまりだ。

①A町まで、走りまくる。(五分)←
②一週間野宿。
③ガリガリに痩せ細った状態で泊まり場所探し


・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。


なんだ、これええええええええええぇぇええええええええぇぇぇえええぇぇ!

「てててて天才なんだからさ、もうちょっと効率いいやり方を・・・」

ギロッ

(に・・・睨まれたぁ・・・・・・・)