草食系部下と私様上司②

「いい?この間書き方教えたわよね?
君の言いたい事は分かるわ?
でも、この書き方は何?
中学の国語の授業じゃないんだから。」

「すみません…。」

心が折れそうだ。


「向いてないのかしらね?この仕事。」

「そんな。」


「現に、会議で使う書類一つ満足に書けないでしょうが!」

今の俺達は、蛇に睨まれた蛙だ……。


「すみません。」


「すみません位、小学生でも言えるわよ!!
社会人なら、謝る前に仕事をこなしなさい!
男なら、尚更。

こんな状態じゃあ、あなた、彼女の一人も幸せに出来ないわよ?
もう一回やり直してきて。」


「はい…。」