此処の大家である、ジィさんは、確かに胡散臭い。


結構、いい加減だ。

いや、ジィさんの事はどうでもいい。


俺が今、考えなくてはいけないのは、大家のジィさんじゃない。


立ち退き…。


その言葉が、俺に重くのしかかる…。


「あ、やべ!会社行かなきゃ。」