「ふぁー」 短時間で頭を回転させたせいか、眠気が襲ってきた。さっき起きるまで寝ていたのに、身体は睡眠を欲していた。 先生にキスをされて。抵抗したけど、キスそのものは嫌ではなかった。……どうしてだろう。 目蓋が重い。そこまで考えて思考を中断する。私は抵抗する事なく素直に睡魔に身を委ねた。 午後十時十分。こうして、長い長い一日は終わりを迎えたのだった。