「よかった、私もここに入学することになったの。よろしくね」
「え…あ、うん。よろしく」
「名前は ちひろ です」
あまりににこやかに笑うからこっちまで笑顔になる
「ちひろちゃんかぁ、あたしは
亜美だよ」
「あの…亜美ちゃん」
「ん?」
「よかったら一緒にエントランスに入らない…?」
「ちょうどよかった!あたしも入りたかったんだけどさぁ…怖くって」
「ほんとっ?私もなのっよかったぁ…」
本当に笑顔の可愛い子だと思う
見ていて気持ちが和らいだ
「じゃ、いこっか」
そして二人で自動ドアをくぐった
さっき門を入ったときよりも
全然軽い気持ちになっていた
