冬休みも明けて数日。 放課後、幸が教室に来ることはなくなった。 「ま、なんでもいいけど。 じゃあ私帰るから。」 「うん。ばいばい。」 教室から出て行く結衣ちゃんを見送って 机に肘をついて考えるのは幸のことと あの日からの私のこと。 _