そっと目を閉じようとしたとき "音"がした。 え、今の音って玄関の……… ちょっと……… ちょっと待っ…… ドン…ッ――― 咄嗟に両手で思いっきり 幸を突き飛ばした。 「さ、幸っ!ごめ…」 一瞬驚いたような目をした幸。 でも 目が合った瞬間、自嘲ぎみにフッと笑った。 _