目の前で倒れるように眠る幸。 こんなとこで寝たら 本当に風邪ひいちゃう。 ど、どうにかして 部屋に連れて行かなきゃ…。 まだ治まりそうにそうにない なんとも言えない緊張を抑えながら そっと触れかけたとき うっすらと目が開いた。 「さ、幸?」 ゴロンッ…―― 私の声はまた届かなかったらしく 寝返りをうつように体制を変えると 気持ち良さそうに寝息をたて始めた。 「幸!?」 「…………。」 前にも……… こんなことあったよね…。 あの時は……… 「寒い…。」 _