両手に水の入ったコップを持って戻ると 「あれ?幸は…?」 幸の姿がなかった。 「帰った。」 気にする様子もなくそう言う陽詩は 座ったまま水を2つとも受け取ると それをテーブルに置いた。 気持ち悪いって言ってたんだよ? 水も飲んでないし… 一人にしちゃって大丈夫なのかな…? 「あっ!」 突然の華永ちゃんの声に視線を向けると 「これ……。」 ソファーにかけられている コートのポケットに手を入れて 何かを取り出そうとしてるみたい。 出てきたのは…… _