「え?なに?」 「ううん。なんでもない。 ただ、幸らしくていいなぁって。」 小さい頃からそうだった。 『大丈夫?』『気をつけてね』 幸には本当によく言われてた。 心配性で優しいところは 変わってないのかな。 「ん?」 すっごく知りたそうな 不満げな表情を見せる幸を尻目に 軽く手を振っただけで 自分の教室まで戻った。 昔とは違う 大人っぽい表情を見せる幸に またドキドキしちゃったから。 _