目を開けて雪乃の腕を 自分と壁の間に来るように強めに引くと ドサッ… 鈍い音と共にふわっと甘い香りがした。 仰向きだった体を雪乃の方へ向け 腕で頭を支えて聞いてみる。 「今、何してたの?」 「え!?いやっ、何も……」 目が泳いでる。 「何も…?目開けたら目の前にいたのに? そんなわけないよね?」 「えーっと…、今のは……。」 誰が見てもわかるくらいに 動揺してるのに それを隠そうとしている様子が あまりに可愛くて。 「聞こえない。」 ちょっとだけいじめちゃおうかな。 _