「きょうっ!」
後ろから甲高い女の声がきこえた。
・・・どっち?
ややこしいなあ・・・。
振り向いてみると、知らない女の子たち。
・・・だれ?
「田岡!と篠原と――――。」
隣から恭の声が聞こえた。
クラスメイトかなあ。
女の子たちは恭に近づいてきて、
いかにも仲よさそうにしゃべり始めた。
・・・モテるんだね。
かわいい服を着て、
ばっちりメイクして、
かわいい声で話す女の子たち。
恭もすごく楽しそうで、
入る隙がなくて、
一人ぼっちにされてるみたいで、
悲しい――――。
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