「あっ・・のさ・・・。」 杏がしゃべろうとしたら、 「杏。」 逆に呼ばれた。 なっ、なに?! 「へ??」 思いっきりキョドった。 自分のあほー! さらに心臓の動きが、 速さを増す。 手に変な汗が出てくる。 そして恭が発した言葉、 「もし、別れようって言ったらどうする?」 それは、最も欲しくなかった 言葉―――――――。