『きゃははははっ―。』


「誰っ!!!!??
誰なのよっ!!」


『僕?
僕の事ぉ??
マリアちゃあん。』


フワリ、と銀髪の少女がいつの間にか兄の上に座っていた


「いつの間に…っ。」


『僕はねぇ?
名前なんてないよーぅ。』



ケラケラと何がおかしいのか少女は足をばたつかせながらなおも笑う


『僕は神さ、マリアちゃん。
君の願いを叶えにきたよぅ…♪』


「私…の願い?」


『そう、君のさ!!!
君はお兄さんを助けたいんでしょ??
そうだと言いなよ!!!!』


ギラリと、怪しく光る青の瞳はマリアを見据えた