「はっ?」

「ミナトに着いてから、ヨースケさんはオネーサマに電話してたンですョ。
 電話してくるなって怒られたみたぃですケド、ォネーサマもミキさんみたぃにツンデレですからネ」

ナツは楽しそうにミキを見た。

「あの鬼姉がねー。
 でもオレはツンデレとかじゃないから。
 それはどうでもいいけど、ナツの恋バナとかはないのか?」

「ァタシのことはぃぃンです。気になるヒトは《イケメン霊感転校生とナツの恋》を読んで下さぃネ!」

「誰と話してんだ?」

「しょーがなぃですね、ちょっと長ぃですョ」

その日二人は夜遅くまで話こんだ……。