「でもスタンガンの改造、レイヤさんでしょ?」 「……」 ――たしかにレイヤがいなけりゃ、アキバに行ってないし、コイツらとも会ってない ミキはナツの顔を改めて不思議な気持ちでながめた。 「ねっ!」 ナツは小首をかしげるような仕草で微笑んだ。 「初めてレイヤに会ったのはさ……」 ミキはさっきまで思い出してた、レイヤに初めて会った日のことをナツに話しはじめていた。