「ミキはイエ出てどのくらいだ’?」 しばらく歩いた後、ヨースケが思い出したようにつぶやいた。 「1年ちょいくらいかな」 ミキは一応答えるが、ほんとは話したくないとでも言うように、足を速める。 「そろそろ顔見せてもいいんじゃないか?」 ミキが前を行くのでヨースケは背中ごしに声をかける。 「簡単に言うなよ!」 ミキはちょっとだけ振り返って言う。