「レイヤさん!?」 ヘルメットで判らなかったが、声はレイヤだった。 「あの船を追うぞ」 ミキが走ってきて叫ぶ ヨースケと、ミキ、ナツは急いで車に乗り込んだが、前を見るとレイヤが橋にバイクを止め、向かってくる船を見て橋から乗り出そうとしてる。 「レイヤ、まさか……!?」 「えっ?」 ミキの悲鳴のような声が、車の急発信の音にかき消された……