オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~


――なんか、取り残されてるなぁ

ナツはバックシートで一人ため息をつくが、気を取り直して車外に出て伸びをした。

「……ふぅ!」

――あっ、潮の香り……

もう港の近くにいるらしかった。

――あれ、ミキさん???

ミキがケータイでしゃべりながら、走って道を少し戻っていく。

「管轄じゃないから連絡してくるなってどなられちったょ」

ナツは河を見ながらぼぉっとしてると、ヨースケも車からおりてくる

「ミキは?」

「なんか、レイヤさん探しに行ったいみたいです……」