文京シビックセンターとか言うところで、25Fまでエレベーターを上ると、展望室があった。 「ほら、今日は、山がくっきり見えてますョ」 ナツは嬉しそうに、ミキの手を引っぱる。 「なぁ、ナツ、ひょっとして、このあいだオレが山のことを言ったからか?」 「そーですョ!」 ナツはニコニコしてる。 ミキは見たい、というツモリで言ったのではなかったが、ナツの得意そうな顔を見ていると、つられて笑顔になってしまっていた。