「ちょっと、駅前行って見よう!」 「は?」 レイヤはちょっとイタズラっぽい目をして、無線機を手にすると、ミキの手を取って引っ張る。 ――無意識なのか、まだガキだと思ってンのか…… 繋いだ手に戸惑いながら、ミキはそのまま外へ出た。 「前にさぁ、発見したんだよ」 駅前のファーストフードに入ると、イヤフォンを耳にしながら、無線機をいじくってる。 「隣がラブホでさぁ……。 おっとこれかな?」