「んなんじゃねーけど、帰りにくくて」 「同じことだろ」 レイヤの目はまたゲームのほうに落ちそうになるが、もう一度ミキをちらっと見た。 「まぁ、いいけど。 でもウチは……」 レイヤはちょっと視線を外してニヤリとする。 「来れば判るさ……」