「ケンジか……。チューボー?」 「こ、高校だよ……」 ――そうか、声変わりしてないガキだと思ってるンだ 「へぇ……」 ミキはレイヤの視線を感じて横を向いたが、髪を上げたうなじを見せるのもかえってマズイと思ってもう1度レイヤのほうを向いた。 しかし、レイヤは既にPSPを取り出して何か始めてる。 ――ちぇっ! ミキは内心、舌打ちした。