「なんか、ミキのことが少し判った気がするな……」 ヨースケとナツはミキの母親に丁寧にあいさつし、父親にもよろしく伝え、ミキの家を出てた。 「そーですネ!」 「なンだよ」 ミキは不愛想な口調だが、家を出てからは晴れやかな表情をしてる。 「少しずついろんなシグナルを出してんだな、って。 《so what?》 のブース番号《39》って、本名のことだったんだな」 「せば緑髪のコスプレもそうですネ!」 「たまたまだろ……」 ミキはそっぽを向くが、表情はニヤけてる。