「食うのが面倒なだけだよ
まぁ、少し食べるようにするよ。
……男に見られてもしょーがないし……」
――ああ、レイヤのことを考えてるな
ヨースケはそう思った。
やはり昨日ナツといろいろ話したのが影響してるのかも知れない。
「昔っからこんなしゃべり方なんですよ。
男の子みたいなしゃべり方で、男の子の服着て……。
子供の頃はそれも可愛かったんですが、サスガにもうすぐハタチなのに……」
――そうか……
ヨースケはミキのしゃべり方が、アキバに来てからでないことが判って、何故か少しほっとした。
「ちっちゃい頃からなんですか?」
ナツが聞く。


