オタメン彼の冒険とツンデレ彼女の家出~アキバ特捜部!?Episode5~


「あれは家を出る為の口実だったからな」

ミキはちょっと視線を逸らせて答えた。

「連絡ぐらいしてもいいのに。
 お父さんと結構探したのよ」

「お袋には悪いと思ってた……」

「携帯の請求は来てたから、大丈夫だとは思ってたけど……
 今度は電話に出てね」

「お袋ってわかればでることにするよ」

「それよりちゃんと食べてるの?
 まるで男の子みたいよ」

母はミキの頬を撫でて、少し笑った。

「これでも前より少し食べるようになりましたョ」

ナツが言う。