「なに、また首つっこんでンの? アレはもうウチの管轄離れてるよ」 「ミキの知り合いが追っかけてるらしくて……」 「レイヤだろ。 ネットカフェのバイトの」 「おみとーしか」 ヨーコはレイヤと面識がないハズだったが、ミキがマークされてるせいか、ヨーコは知っていた。 「ヨソで目星が付いてるらしいからね。 おとなしくアキバで待ってな。 ミキのカレにも言っときな」 ブツっといきなりケータイが切れた。