そう、こんな何げない日常も、私はとても愛おしく思える。 「私は幸せモノだね」 そう言って、心境のままに笑うと、二人は顔を赤くして黙ってしまった。 「くそー、反則だ。弱いんだよ、ツバキのそういう顔」 「そう。だから、あきらめきれないんだ」 「ふふ。ありがと♪」 私はいたずらっぽく笑うと、通学路を歩き出した。 そう、私たちはやっとスタートラインに立った。 ハッピーエンドって、私たちの恋の始まりでもあるんだよね。 +++END+++