俺は教室に入ってすぐ嘉人に話しかけた。 『嘉人!俺、さっき麻姫さんに話しかけられた!名前覚えてくれてたぜ!』 『おい!まじかよ!あー、ちくしょう。俺も朝練行けばよかった…。』 『わりーな!』 俺は麻姫さんに話しかけられたこと、名前を覚えてもらったことが嬉しかった。 学校で麻姫さんに会うことはあまりない。 他学年は一階に来ないからだ。 1年も上の階へ行くのは滅多にない。 だから麻姫さんに会えるのは、部活のときだ。 帰りのSHRが終わると俺と嘉人は一緒に部室まで行く。