欲望の果て

箱の中には、ネックレス。目の前には大好きな人。




やっぱり私は世界一の幸せ者だ。






「あ、あり…が…とう…」





封印したはずの。
忘れたはずの涙が自然に流れた。






「どういたしまして」





そう言って涙を拭ってくれるショウジに、私は心底惚れてる。