そんな冬のことを、クラスの男子が話すたびに、イライラする。 ‥‥‥俺は冬が好きだから‥ 冬は俺にだけ心を開いてくれているのは知っている。しかし、それは幼なじみとして‥ということも。 だから俺は告白するつもりなんて無い。ずっとそばで見守ってやるつもりだ。 ‥‥心では冬が俺を好きになってくれることを願う それより俺は冬を守っていかなくてはいけない。 小学校の時に起こったある事がきっかけで、冬は人間不信に近いものになっている。 だから俺が守り、支えないといけないんだ‥‥‥