一時の雪の中に
一輪の椿を降らす。

白には染まらぬ
紅の花びら。
言いたい想い
言えない辛さ

嗚呼、貴方の事が
忘れられない…


二人の間に小さな温もり
二歩程距離を縮めて歩く

繋げぬ右手
離れぬ心。
声色でわかる
貴方の表情。

嗚呼、その笑顔を
今だけは独り占めしたい。


三度目の涙が頬を伝う
三月の別れが心を貫く。

離れたくない
そばに居たいの。
勇気がなくて
言えない一言。

嗚呼、この気持ちが
恋なのだろうか。


†+────────+†

胸が締め付けられる。
涙が溢れる。
此を恋と言わず何と言う?

†+────────+†