「やりたい"何か"ねぇ…」
『私、飽きっぽいみたいで…でも、高校に入ってからそれじゃいけないなって…小さい事なんですけどね』
苦笑いする私を見て何か考えている長谷部先輩。
隣では飽きたのかカメラをいじっている。
その目わ真剣で、さっきまでの眠そうな目とは違かった。
「りせちゃんさ、写真部入ってみない?」
『えっ?』
思いもしなかった質問に戸惑う私。
「さっき、咲弥の写真見て綺麗だって言ってたでしょ?りせちゃんも、そんな写真撮ってみたいと思わない?」
『思いますけど…』
「…けど?」
『私、写真撮るの上手くないし…』
そりゃあ、佐竹先輩と同じ部活に入れるって事は嬉しいことだけど…
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