君が伝えるもの





本当にいいのかな?





「遠慮するな」





迷っていると、入り口付近でドアに寄りかかりがら言う佐竹先輩。





ただ立ってるだけなのに絵になってます…先輩





「ほら、咲弥もあぁ言ってるし」





そう言いながら私の背中を押す長谷部先輩。





もう、どうにでもなってしまえ。





でも、この出会いが私の運命を大きく変えてくれることになったんだよね。





先生に頼まれて旧校舎に来たたことも、先輩の写真を見つけたことも、すべての偶然が、私にとって凄く大事な出会いだったんだ。





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