『あたし…好きな人がいるの』
「え?」


彼はあたしの言葉を聞いて驚いている。


「そっか。俺、応援するよ」

『違う…』


あたしは彼の言葉に下を向いた。


「え?」

『好きになってしまったの…』

あたしはそう言ってマンションを出た。


『何で…好きになっちゃったんだろ』


あたしは鼻をすすりながら家に帰った。