なんで…。 気まずい空気がもっと気まずくなっていく。 「どぉぞ」 彼はあたしの前にあったテーブルに暖かいミルクティーを置いた。 『ありがと…』 あたしは小さな声で言った。 「今日はありがとな」 『いや…。何か一方的に言い過ぎた気がする』 なかなか会話が続かない。 『あたし、さー…紗衣から梨枝さんのこと聞いた』