snow bitter



紗衣はあたしの言葉を聞かず電話をかけている。


「あっ!葵にぃ?今、近くのカフェにいるんだけど葵にぃも来ない?…うん。そう、近くの。んじゃ、待ってるねー」


紗衣はそう言って、携帯をバッグに閉まった。