ほんのちょっと… ほんのちょっとだけ…… 嬉しかった。 あたしは立ち上がり、電気をつけてろうそくの明かりを消した。 『こんな大きいの…1人で食べきれる?』 あたしはそう言って、苦笑いをした。 『紗衣と巳哉君呼ぶか』 そして、深夜なのに紗衣と巳哉君は喜んであたしのマンションに来てくれた。 あたしは文句言わないで、どんな時でもかけつけてくれる2人が大好き。 あたしの大切な大切な存在。