『おはよ…』


「ごめん、勝手につかって」


『いや、大丈夫』

「紅茶入れよっか?」

『うん…ありがと』

「じゃあ、つかわせてもらうね」


巳哉君はそう言って、洗ってあるマグカップを手に取りお湯を沸かした。

「良く眠れた?」

『紗衣が抱きしめてくれてたから…少し』


あたしはそう言って、軽く笑った。