紗衣の言葉にあたしはコップに入れようとしていた紅茶が手にかかってしまった。 『あつっ』 「桃!」 あたしの言葉に紗衣はあたしの手をつかんで急いで水道の水で冷やした。 「大丈夫?早く冷やしたから大丈夫だと思うけど…」 『ありがと…』 「巳哉君、ちょっと冷やすもの買って来てくれる?」 「わかった」 『ごめんね…巳哉君』 「気にすんな」