『マテ、ミズヲヨコセ。』
びくっとしたサファイン達は後ろを見た。そこには水で出来た身体をもつ怪物がいたのだった。
『コノオアシスハ、ゼンブワガノモノ。カッテナマネハダンジテユルサン。』
『勝手な真似をしているのはあなたじゃない!それは皆のオアシスよ。独り占めは駄目。』
ルビインがキッパリ言うと、怪物が動きだし、襲って来た。
『ルビイン姉、怒らせちゃ駄目だよ…』
『怒らしてなんかいないわよ!!』
『こんな事してても無駄だ!こうなったらアイツを倒すぞ!』
と言って、2本のナイフをもって突進し、刃先を相手の目と心臓に突き刺した。すると、ぴたっと動きが止まり、身体が蒸発してあるものだけが残った。それは、
カギと次の目的地が書かれた紙だった。
『惑星アルタイル…昔、プラチナの採掘所だった惑星だね。』
『しかし何でこの怪物が持ってたのかな…?』
『さっきの怪物はすぐに倒せたが、エメコネアに近づくにつれ、敵も強くなっていくのかも知れない。』
『とにかく、次の目的地は惑星アルタイルだね。』
一同は、愛機へ戻った。