もちろん走った先は いつもの階段で、 たどり着い時瞬間 私は床に崩れ落ちた。 「…千秋」 私の口から出たのは千秋の名前で、 「ちあき…千秋…たすけて」 「もう私だめだよ、」 体育座りをして はじにまるまるようにして膝を抱えこんだ。 「明奈?お前こんな所でなにして『…』 私は千秋が言い終わる前に千秋へと 抱き付いた。 「え…明奈?」