止まっていたはずの千秋は私の直ぐ後ろまで来て





温かいぬくもりで

私を静かに包み込んだ



いきなりでビックリしたはずなのにすごく安心をくれて




「…気づけよ、」






「ー…ぇ?何?」






小さすぎて聞こえなかった千秋の声は何かを言いかけた。





「俺はお前が心配なんだよ」




少し恥ずかしそうに
でもえらそうに




千秋らしい言葉をくれた。




「千秋…千秋が友達で良かった」