私はしばらく寝ぼけた頭を覚ますと 人数が減った教室を後にした。 げた箱までの道のりは すでに夕日でオレンジ色に染まっていて 何だか青春っぽく感じる 昇降口の前には3人ほど座れるベンチが置かれていて、 私は腰をかけると 再び瞳を閉じようとした… 「……あき?」