「明奈行くぞ」 少ししたら会計をすました千秋が入り口の前で 私を呼んだ。 「今行くー」 雑誌を棚に戻した私は 千秋の後ろまで小走り 「千秋~ おごってくれてありがと」 「たまにはお前がおごれよな」 ニヤニヤする私に千秋は軽くパンチをくらわす これが私と千秋の日常 だった… だったはずなのに、